8月27日から30日までの三泊四日のキャンププログラムを、黒松内のブナの森自然学校と一緒に開催する事になった。北海道だけでなく、本州からも数人子供達が参加。ひとまず初日は黒松内に集合。
他のキャンプも平行して行なわれてるブナの森自然学校。知らない人に囲まれて、緊張の面持ちだった子供達、自然学校のスタッフの全体でのレクレーション。体をほぐして心もほぐして。
全体のレクレーションの後は、インターナショナルキャンプのグループアイスブレイク。歌にのせた英語の自己紹介と、英語のちょっと入ったハンドクラッピングゲーム等の紹介。その後、それぞれにメンバーに質問して紙に書き出す作業。それぞれの事を知るきっかけに。
そして美味しいバイキング夕食。自然学校のスタッフの皆さんが色々演出したウェルカムパーティでリラックスムードに。
ブナの森自然学校で一泊。
2日目。朝のお仕事、鶏に餌やり等をして朝ご飯。この日は海に行く予定。その前に外で使われそうな簡単な英語を紹介。そして海へ。はじめは怖々海に入る子供達。でも、最後には岩の上からジャンプイン。大声上げて騒いで笑って、共有する話題が出来る瞬間。グッと皆がが近くなる。
戻って、昼ご飯を食べたら、キャンプメンバー皆で今後の食事内容の相談をしてから余市へ。皆でなに食べるか決めるって、なかなか難しい。
約1時間半で余市到着。皆でこれからの食材の買い出し。今夜のメニューはチキンカレーとシーフードカレー。
NPO法人 余市教育福祉村に到着。果樹農園を抱えた宿泊施設。ツリーハウスやピザ窯まである遊べる要素満載の場所だったりする。でも、今日の所はご飯作って温泉に行ったら時間一杯一杯なので、早速ご飯作り。
生まれて初めてイカをさばいてみた女の子達。これで家に帰っても「イカは任して!」って言えるね。なかなか上手な包丁使い。
野菜は男の子達が奮闘。タマネギに泣かされながら。
煮えるまでの時間。ギターを弾くマカオ出身のヌノにギターを教えて貰ったり。部屋にあるピアノを弾いたり。音楽が部屋に広がる。ちょっとシャイなヌノのいい感じなコミュニケーション法。
ちょっとシャバっとした出来だったけど、美味しく頂きました。この後、宇宙温泉こと余市川温泉にて皆で風呂に入って、おやすみなさい。
3日目。朝ご飯を食べたら、朝のお仕事。ブルーベリーピッキング。教育福祉村のブルーベリーの木から熟した実を摘む作業。「色んな木が植わってるから、時々食べて味見してね」と言われたので、摘みながら、食べながら。本当に味やかたちが違うブルーベリー。暑い中の作業だけど、皆の色んな味の感想が飛び交った。
作業を終えたら、農園の中に作られているツリーハウスで遊ぶ。
木にはセミの抜け殻がワッサリ。地面には穴が無数に。
ちょっと弱ったセミの介抱に余念無い女の子達。
お昼ご飯の前にもう1つ作業。養鶏所に行って卵を頂いて来る。スルジェ農園に行き、園主の安斎さんに鶏の色々、卵の色々を教えて貰いながら卵を拾わせてもらう。色んな疑問に丁寧に答えてくれる安斎さん。
自由に動き回れて元気な鶏の元気な卵を沢山頂いて、さて昼飯はもちろん卵ご飯。
鋼釜で薪でご飯を炊く。火起こしの事、鋼釜の事、教えてもらいながら。そっかだから鋼釜で長年ご飯が炊かれていたのか。甘く美味しく炊けたご飯と、元気な卵で卵ご飯。
ご飯から元気を貰ったら、川へ。赤井川の川で川遊び。余市に夏の間来ているニュージーランド人のお友達家族も気が付いたら混じり合ってる状態。後の感想でこの時、キャンプメンバーで無い知らない子と一緒に遊べた事が心に残ったと感想を残してた子が居た。夏の不思議な思い出として、もしかしたらずっと何処か頭に残る出来事なのかもしれない。
夜。イタリアンのボランティアスタッフの居る今回のキャンプ。本格ピッザタイム。
しかもピザ窯で。
子供達が野菜を切ってる。
ピザ完了。完食。時間が遅くなったけど、美味しいピザで幸せな夜。
4日目。朝のお仕事はハーブ摘み。ハーブティーに入れるお花を摘みます。
色鮮やかで柔らかい香りがするハーブの花摘み。
朝ご飯はロシアン料理ブリニー。ロシアンの長身のジーマのアイデア。クレープにジャムや果物をはさむ物。夏休みの自由課題にブリニーを家でも作って学校に提出すると言う子が出て来た。大人気。
平行して昼ご飯のおにぎり作り。自分のおにぎりを自分で。
朝ご飯が終わったら、このキャンプ中に撮った写真をプリントアウトして、コラージュ製作。
今までのして来た事を振り返る時間。数日前の事が大昔に感じる程、皆が身近な存在になってる事にびっくりする。
最後のツリーハウス遊び。
1度したかったと参加した子達から出て来たリクエストはぶっ飛び写真撮り。実は私も1度してみたかったの。かなり満足な出来。
ヌノのギターと歌に耳を傾けるひと時。音楽って人の心を集めるな。いいな。
閉会式。それぞれの感想や、メッセージ。私は昨夜したためておいた子供達へのメッセージを渡した。書いてる時から、寂しいなあと感じていたんだけど、実際お別れの時間が迫ると、寂しさどんどん押し寄せて困る。
最後、ロシアンのジーマのリクエストにより、余市神社訪問。全くの異文化の人に身近な自分の文化を見せ、説明する時、今まで自分も知らなかった部分に気付かせてくれる体験をする。この時、子供達もそんな体験が味わていたらいいな。
余市駅まで送り、さようなら。私達は余市に残り、このキャンプのみ参加の子供達は札幌に向かい、3週間のキャンプの一環としてインターナショナルキャンプに居た子供達はブナの森自然学校に帰る。
この数日間だけで、とても変わって行った子供達と、ボランティアスタッフも。この後、もっと色々なキャンプに関わる事で、どんな変化がもたらされるんだろう。長期キャンプの行く末を見納めに黒松内に行きたくなった。いや本当に、、、行きたいな。
人の事だけじゃない。今回の3泊4日のキャンプで、もちろん私自身も感じる変化が有った。実はそれを自分で感じられたのはこの次の日の「ひね塾」と、近所の子供達との交流で。
何と言ったらいいんだろ、強いて言えば、いつも抱えていた迷いが少しだけ少なくなった、、かな。
来年も是非やりたい。もっとバージョンアップを計って。